エスパニョールのコルネヤ・プラットスタジアムで行われたバルセロナ・ダービー。バルサは序盤、エスパニョールの前線からの激しいプレッシャーもあり、いつものように試合開始からボールを常にキープすることはできなかったが、15分を過ぎるとやはり個々のテクニックで上回るバルサが試合の主導権を握る。

 18分にメッシの縦パスに走り込んだペドロがゴールを決めると試合はバルサペースに完全になる。29分にはチャビが右サイド深い位置から鋭いシュートを逆サイドネットに叩き込む。前半でバルサ相手に0−2になってしまうと今シーズン好調のホームで戦うエスパニョールといえども逆転は難しくなる。

 後半も気持ちを前面に出して戦うエスパニョールだったが、59分にメッシのシュートをGKカメニが必死に防いだがこぼれたボールにペドロが反応し、追加点。エスパニョールはオズバルドのゴールで1点を返すも、その後バルサはビジャが2ゴールで駄目押し。バルサがエスパニョールに1−5で勝利をもぎ取った。

 これでアウェイ通算10連勝としたバルサ。ここ5試合で20得点と前線のメッシ、ペドロ、ビジャを中心とした勢いが止まらない。2010年のリーガを歴史的勝利で最高の形で締めくくった。

(スペイン通信)