バルサのサンドロ・ロセイ会長は、“Qatar Foudation”とのスポンサー契約合意を正式に記者会見で発表した。ついにバルサのユニフォームにも他のヨーロッパ強豪チームと同じくスポンサーが入ることになった。

 記者会見でサンドロ・ロセイ会長が繰り返したのが、「必要性」という言葉だった。多額の借金を抱えているバルサ。まずは、「空いた穴を埋めるのが優先だった」とスポンサー契約はクラブが必要だったことだと説明した。

 これまではUNICEFに寄付をするという目的以外でユニフォームにはスポンサーを付けてこなかったバルサ。しかし、クラブの財政上、伝統を守ることもできなくなってしまっているということなのだろう。反対意見も聞かれる突然の大きな契約。6年間で1億6500万ユーロがバルサに支払われることになる。

 「この契約には大満足している。他のクラブが恐れるような契約になった」と自信を持って語ったバルサ。スポンサー撤退という流れが多いヨーロッパのサッカー界でカタールとの繋がりを持ったバルサ。サンドロ・ロセイ会長の下、クラブの改善が少しずつ進んでいるようだ。

(スペイン通信)