今シーズン1部昇格したばかりのレバンテに0−2で完敗したA・マドリー。これでヨーロッパ・リーグも含めて3連敗となった。順位も8位まで落ち、CLどころか再びヨーロッパ・リーグ圏内に返り咲くことが目標になってしまった。前線にはW杯のMVPフォルラン、そしてアルゼンチンのエース、“クン”アグエロが居るが、全く存在感が感じられないといった試合が続いている。

 集中力が欠けているのか、レバンテ戦では試合開始2分で先制ゴールを許し、追加点は自分達のFKを相手に渡してしまうという単純なミスから生まれてしまった。ディフェンスに安定感もなければ、前線ではゴールチャンスを作れない。キケ監督も週中の練習で選手に活を入れなおしたようだが、選手は意気消沈といった状態だ。

 このまま順位を下げるわけにはいかないA・マドリー。冬の移籍マーケットでブラジルのコリンチャンスに所属する攻撃的MFエリアスを獲得。なんとかシーズン後半の巻き返しを狙っている。リーガ上位に入る強豪に競り勝つことができないA・マドリー。エスパニョール、R・マドリー、バルサ、ビジャレアルには敗戦。同じく調子が上がらないセビージャにも勝てていない。

 昨シーズン、キケ監督の下で復活したA・マドリー。今シーズンの目標でもあったCL圏内獲得に向けなんとか軌道修正したいところだ。

(スペイン通信)