チャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第5節で、日本代表DF内田篤人が所属するシャルケ04と対戦し0―3で完敗したリヨン。それから1週間がたつが、ジャン=ミッシェル・オラス会長は、敗戦にまだ納得がいかないらしい。

 クラブがもつ衛星・ケーブル向けの専門チャンネル「OLTV」(OLはクラブの正式名称オランピック・リヨネの略)において会長は、「バイエルン(・ミュンヘン)との一戦を思い出した。(シャルケの)選手たちは、第一戦と違って、ずっと速く、ずっと長く走っていられた。彼らがどんなトレーニングをしてきたのか知らないが、そのフィジカルは明らかに別の次元のものだった。我々はフィジカルで完全に打ち負かされた。その差はちょっと大きすぎるくらいだった」と話した。

 ちなみにバイエルン戦とは、リヨンが昨シーズンのCL準決勝で同じく3―0で完敗した試合を指す。このときオラス会長は、ハットトリックをあげたバイエルンのFWイヴィツァ・オリッチについて、「ドーピング検査の結果が見てみたいものだ」と語っていた。つまり今回の内田らシャルケの選手たちにも、ドーピングの疑いをもっていることになる。