内田洋行(東京都中央区、柏原孝社長)は、英語能力試験TOEIC(R)テストの制作元であるEducational Testing Service社(ETS)の公式問題を収録したEラーニング用学習コースを開発し、販売を開始する。

 同社によると「ETSの公式問題を収録した出版物やソフトウェアなどはこれまでもあったが、コンピュータ用デジタル教材では世界で初めての商品」という。

 デジタル教材は同社が提供する Eラーニングシステム「ATR CALL BRIX」上で提供する。同システムは、高性能の発音評定技術を内蔵するなど、英語学習に特化して開発されており、大学や高校など約50校で導入されている。

 畠田浩史同社教育マテリアル企画部次長は、「グローバル化の進展に伴って企業における語学教育の拡大が見込まれます。すでにいくつかの企業から問い合わせもあり、学習コースをきっかけとして『ATR CALL BRIX』の企業への導入を図りたい」と話している。

 同社は年間150システムを販売目標としている。

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