韓国人女優で日本でもタレントとして活躍するユンソナさん（35）が10月30日の午前6時ごろ、KBSテレビのドラマ「逃亡者プランB」の撮影を終え帰宅する途中、ソウル近郊でガードレールに衝突する事故に遭い、右脚を骨折した。事故当時、ユンソナさんは後部座席に乗っていたという。

　韓国メディアは、30日の早朝に交通事故で大怪我を負ったユンソナさんは31日、当初は右足の骨折とみられていたが、ほかの部位などにも異常が見つかり、右の骨盤と大腿部（だいたいぶ）をビスで固定するための手術を受けたと報じている。

　治療を担当した医師によると、ユンソナさんの状態は、少なくとも1週間は入院しなければならず、現時点では撮影に復帰することは困難な状況であり、同ドラマの制作に支障が生じると伝えている。

　一部のメディアでは、ユンソナさんが事故に遭い、ドラマの撮影にも赤信号がともったと指摘。同ドラマではユンソナさんは重要な役どころを務め、出演時間も長いため、脚本の変更は必至であり、このままでは降板せざるを得ないのではないかとの見方を強めている。

　関係者は31日、「経過を見守らなければならないが、手術の結果は良好。しかし、ドラマの撮影可否に対しては、手術直後では見通しは困難な状態。今は安定と回復が優先」と答えている。またユンソナさん自身は、手術後「座ったままでも撮影したいが、骨盤もケガをしており、今は座ることもできない」と述べ、ため息をついたと伝えられている。

　またユンソナさんの所属事務所は「意欲的に韓国内で女優活動をし始めた矢先にこのような事故が起きた。一日も早く全快するように願うだけであり、家族をはじめとした知人たちは回復を祈っている」とのコメントを発表している。

　同ドラマは、日本でも活躍する韓国の人気歌手のRain（ピ）さん（28）の主演作で韓国内では注目が集まっており、ユンソナさんにとっても2008年に第1子を出産後、初めてのドラマ出演作となる。また日本からも、竹中直人さん（54）、上原多香子さん（27）らも出演することで話題となっていた。（編集担当：李信恵・山口幸治）



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