27日にレアル・マドリーの練習に参加したことが報じられた元フランス代表のジネディーヌ・ジダン氏。肩書きはペレス会長の特別顧問だが、これまで具体的な職務が定まっていないジダン氏に、いよいよ特別コーチ就任か、との憶測が生じている。

 しかし29日付のレキップ紙によると、ヴァルダーノGMは「今シーズン中に徐々に役割を見つけていく」と結論を急いでいないようだ。「チャンピオンズリーグと一部の国内リーグの試合で、できる限り多くチームとともに行動する」ことは認めたものの、ベンチに入ってモウリーニョ監督の参謀役を務めることは否定した。

 技術的な指導を行なうというよりは、自分の経験をもとに選手たちにアドバイスする程度の精神的なバックアップを期待されている。とにあれ少なくとも、3日のチャンピオンズリーグ、ACミラン戦に向けチームとともにミラノ入りすることだけはたしかで、グループリーグきっての大一番に、選手たちの士気がいちだんと高まるのは間違いなさそうだ。