今シーズンからリーガ1部に昇格したエルクレスが、第9節でR・マドリーをホームに迎える。カンプ・ノウではバルサに勝つなど昇格したばかりのチームとしては上々の開幕スタートダッシュを切ったエルクレス。現在13位と1部残留を目標とするチームにしては悪くない成績だ。

 チームの核となるのは、ユベントスから移籍した元フランス代表のFWトレセゲ。そしてR・マドリーからレンタル移籍したオランダ人のドレンテ。パラグアイ代表FWバルデスの3人だ。R・マドリーとの契約があるドレンテは、試合出場に200万ユーロの違約金が必要となるが、「自分が払ってでも試合に出たい」と語ったがもちろんクラブ側は出場させない意向だ。

 パラグアイ代表としてW杯ではスペイン代表と対戦したFWバルデスは、「対バルサ戦ではスペイン代表の多くのメンバーに勝った。今度はR・マドリーに居る選手の番だ」と代表で敗れた借りを返すと宣言している。好調ドレンテが出場できないのは痛いが、対バルサ戦に続く“番狂わせ”をエルクレスは狙っている。

(スペイン通信)