昨シーズンは2部B(3部リーグ)のアルコルコンに敗れ、あっさりと国王杯が決まったR・マドリー。モウリーニョ監督は、リーガ対ラシン・サンタンデール戦の後、「もし昨シーズンのようなことが起これば選手は死も同然」と国王杯で気が緩むことを警告していたが、再び2部Bのチーム相手にポジティブな結果を残すことはできなかった。

 R・マドリーの今シーズンの相手はムルシア。ゴールチャンスはたくさんあったが、ムルシアGKのファインセーブ連発で1点をもぎ取ることはできず0−0の引き分けに終わった。試合後の記者会見でモウリーニョ監督の発言に注目が集まったが、意外にも怒りのコメントはなく、反対にホームでの第2戦へ向けてのポジティブな内容となった。

 「全く選手に対する批判はない。選手達は勝つために一生懸命プレーしていた。自分はしっかりやらない選手は責めるが、今回はそういう選手はいなかった。もちろん結果には満足できないが、このプレーをホームですれば悪く無い結果と言える」とモウリーニョ監督は選手を叱るどころか、選手の勝とうとする態度を評価した。

(スペイン通信)