フランス期待の19歳が25日、リーガ・エスパニョーラ1部での初ゴールをあげた。今年のUEFA U-19欧州選手権で優勝したフランスの中心メンバーとして活躍したFWアントワーヌ・グリエズマンだ。

 グリエズマンは昨シーズンからレアル・ソシエダのトップチームに上がっていきなりレギュラーの座をつかみ、6ゴールをあげて1部昇格の立役者のひとりとなった。昇格後の今季はこの日まで7試合に出場したがまだゴールはなかった。

 25日のデポルティボ戦では、70分に右からのクロスに頭で合わせ試合を決定づける追加点をマーク。ゴール後には1部での記念すべき初ゴールの喜びを、ピッチと観客席の間に停めてあった車に飛び乗るパフォーマンスで表してみせた。フランスのレキップ紙は、チームメイトも次々とこの車に乗り込んで祝福した微笑ましい様子をとらえ、「グリエズマンがソシエダを勝利のドライブに」との見出しで報じた。

 同紙によると、グリエズマンにはマンチェスター・ユナイテッド、リバプール、マルセイユなどが関心を示している。とくに開幕から決定力不足が深刻なリバプールは、ホジソン監督が補強リストの上位に挙げるほど惚れ込んでおり、1月の移籍市場で獲得に動く可能性もあると報じられている。