リーガ第8節、対ラシン・サンタンデール戦。C・ロナウドの4ゴールを含む6−1のスコアで大勝したR・マドリー。サンティアゴ・ベルナベウに集まったサポーターを喜ばせる大量得点の勝利にもモウリーニョ監督は全く気を緩める様子はなかった。

 試合後の記者会見で、今後改善するべき事について聞かれると、「改善するために仕事をしている。みんなこの勝利で大喜びしているかもしれないが、我々は冷静でいなければいけない。偉大なコーチ陣、選手というのは少しのことで大喜びしてはいけない」とコメント。全く気を緩める様子はない。

 モウリーニョ監督らしい発言はこの後に飛び出した。途中出場が続くベンゼマについての話になると、「ベンゼマは気持ちの浮き沈みが激しい。0−0の場面で途中出場するのと、大量ゴールの後にピッチにはいるのでは状況が違う。今日のような結果で、選手が試合終了を考えているような時にモチベーションが足りないと非難はできない。国王杯ではレギュラーで出場する。しかし、自分が嫌う態度を取れば話は別」と語っている。

 さらに国王杯について、「ムルシア戦はベンゼマのための試合であり、私にとっても大事な試合。もし昨シーズン、アルコルコンとのようなことが起これば、選手達は死んだも同然だ」と選手達に警告。昨シーズン起こったアルコルコンの悲劇は絶対に繰り返してはいけないというモウリーニョ監督らしい言葉遣いで選手を鼓舞していた。

(スペイン通信)