12日に行なわれたEURO2012予選、対スコットランド戦で先制ゴールを決め、スペイン代表通算得点を44ゴールとし、歴代最多得点記録でラウル・ゴンサレスに並んだダビ・ビジャだが、左ひざに痛みを抱えてこの試合を終えることとなった。これにより、今週末にカンプ・ノウで行なわれるバレンシア戦へのビジャの出場が微妙視されている。

 終盤のプレーの一つでビジャ。代表のチームドクターによると左ひざの腱を痛めたようで、負傷しているようなら、水曜日にも詳しい検査をする必要があるとのこと。状況によっては古巣との試合を欠場することになるかもしれない。

 また、チームに合流したガビ・ミリートも火曜日の練習中に右足内転筋に痛みを訴え、練習をリタイア。こちらも水曜日に詳しい検査を行なう予定だ。

 一方、アキレス腱炎で負傷離脱中のチャビは、バレンシア戦での復帰を目指しジムにてトレーニングを行なっているが、クガット医師は「チャビの状態はかなり良くなっているが、完全に痛みはなくなってはいない。彼は私に“土曜日にプレーするつもりでいる”と言ってはいるが、私は彼に“もう少し待とう、まだ痛みがあるのだから。もう少しの辛抱だ”と伝えた」と100%の状態になるまで我慢するべきと明言していることから、チャビのバレンシア戦出場もまたはっきりしていない。

 負傷のチャビ、出場停止のビジャ抜きで挑んだホームでのマジョルカ戦を引き分けたバルサ。バレンシア戦でも両選手、さらにはミリートも欠くことになるかもしれない。これ以上、特にホームでの勝ち点を取りこぼしたくないバルサにとって苦しい台所事情だ。

(スペイン通信)