また一人バルサのカンテラ出身選手がプレミアリーグへと渡って行った。イスラエル出身でスペイン国籍も取得しているガイ・アスリン(19)がマンチェスター・Cと正式に契約することが明らかとなった。

 12歳でバルサのカンテラに入団したガイ・アスリンは、サイドアタッカーとして成長を続け、一時はメッシの再来とまで言われるなどプレースタイルやヘアスタイルがメッシのカンテラ時代と似ていることで騒がれていた。

 ユース所属の頃からバルサのサテライトに当たるバルサBで試合に出るなど注目を浴び、2008年には母国イスラエル代表デビュー最年少記録となる17歳でA代表の試合にも出場していた。

 2009年のプレシーズンマッチでバルサのトップチームに合流し、その年の国王杯対クルトゥラル・レオネス戦では公式戦デビューも飾った。今シーズン開幕前にバルサとの契約延長はせず、国外でのプレーを望んでいたガイ・アスリンは、マンチェスター・Cのリザーブチームで練習を重ね、ついに契約に至った。

 セスク、ピケ、フラン・メリダなどバルサのカンテラ育ちでイングランドへ渡る選手が増え、ガイ・アスリンも先輩と同じ道を歩むことになった。今の所はリザーブチームでプレーを続けるようだが、数年後にはトップチームでシルバ、トゥーレ・ヤヤといったスペインリーグでもお馴染みの選手とプレーするガイ・アスリンの姿が見られるかも知れない。

(スペイン通信)