9日にユーロ2012予選ルーマニア戦を控えるフランス代表。4日からパリ郊外クレールフォンテーヌで合宿を行なっているが、初日にはアビー・ディアビ(アーセナル)、カリム・ベンゼマとラサナ・ディアラ(レアル・マドリー)が飛行機に乗り遅れたために集合時間に間に合わなかった。

 プレーする喜びとともに“規律”も課題に掲げたローラン・ブラン監督としてしては見過ごすわけにはいかない。記者会見では処罰についてコメントを避けたが、レキップ紙が入手した情報によると、3選手には1000ユーロ(約11万5000円)の罰金が科された模様だ。

 ここまではプロとして当然の処分。ただしこれだけにとどめないあたりがブラン監督の管理のうまさだろう。雰囲気が悪くならないよう配慮した監督は、罰金に加えて「全員の前で歌をうたう」という“罰ゲーム”を導入した。失敗を笑いに変えてチームの和を保つとは、なかなかのアイディアだ。