昨シーズン限りでビジャレアルを退団したロベール・ピレス(36)が古巣アーセナルの練習に参加し現役続行に意欲を燃やす中、同じ元フランス代表で同時期にアーセナルでプレーしたパトリック・ヴィエラ(34)は、今シーズン限りでの引退を示唆した。フランスのドーフィネ・リベレ紙が報じた。

 ヴィエラは同紙に「34歳となると簡単には行かない。今シーズンあるいは来シーズン、ここマンチェスター・シティで現役を終える可能性が大きい」と語った。

 今年1月にインテルからマンチェスター・シティに移籍したヴィエラ。当初の契約は半年間で、その後1年間延長することができた。しかし、今季はこれまでプレミアリーグ7試合のうち3試合に出場したのみで、うち2試合は途中出場。ピッチに立ったのはわずか71分だ。

 このままでは今シーズン終了後に契約を延長できない可能性が高いが、その場合でもピレスと違って新しいプレー先を求める考えはないようだ。

 フランスが98年W杯を制したときのメンバーで、いまなお現役でプレーするのは、ヴィエラのほかにティエリ・アンリ(ニューヨーク・レッドブルズ)とダヴィッド・トレゼゲ(エルクレス)の2人だけとなっている。