リクルートが四半期ごとに実施している「転職者の動向・意識調査」で、2010年4月〜6月期における転職者の平均応募社数が過去最多の23.5社となったことが分かった。平均転職活動期間は5.4カ月となっている。

 平均応募社数を転職先の業種別に見ると、商社系(電気・電子・機械系)が37.2社で最多。続いて、マスコミ系が30.4社、IT・通信系が29.5社となっている。職種別では、技術系(ソフトウェア、ネットワーク)27.5社、営業26.9社、事務・企画系26.7社が多かった。

 転職活動期間は最短でも業種別で不動産・建設系の4.5カ月。職種別で技術系(建築・土木)の4.4カ月。前年同月の平均転職活動期間が4.4カ月であったことからも活動期間の長期化している。

 退職の理由は「会社の将来性や方向性への不安」が最多で44.8%。転職前の業界別に見ると、マスコミ系、流通・小売系、サービス系の回答割合が全体の回答割合に比べて5ポイント以上高くなっている。

 調査は、同社が運営する転職サイト「リクナビNEXT」退会者2万4147人に、2010年4月1日〜6月30日の期間、アンケートを実施した。回答を得た1万6143人のうち転職が決まった2289人の情報を抽出・集計し、取りまとめたもの。

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