厚生労働省がまとめた2010年度の地域別最低賃金改正の答申状況によると、全国の加重平均額は730円で昨年からの引き上げ額は17円となっている。引き上げ額は、現在の仕組みとなった2002年度以降で最大。

 最低賃金の最高額は東京の821円。最低額は鳥取、島根、高知、佐賀、長崎、宮崎、鹿児島、沖縄の642円。

 最低賃金が生活保護水準を下回る額となっている12都道府県(北海道、青森、宮城、秋田、埼玉、千葉、東京、神奈川、京都、大阪、兵庫、広島)のうち、北海道、宮城、東京、神奈川、広島を除く7府県は、今回の引き上げによって差額が解消される。

現金給与5カ月連続で増加、残業も7カ月連続で増加
派遣スタッフ時給の前年同月比マイナスが24カ月連続でストップ
アルバイト・パート時給 11カ月連続マイナス、東海地域は過去最低額

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