来シーズンへ向けてR・マドリー改革の準備を水面下で進めるペレス氏。首脳陣をはじめ、監督、選手の大きな入れ替えが予想されているが、イタリアではすでにACミランのカルロ・アンチェロッティ監督がペレス氏とジュネーブ市内のレストランで会合を行ったと伝えている。

 イタリアのスポーツサイト“Tuttosport”によると、ペレス氏はすでにアンチェロッティ監督に1シーズン1500万ユーロ(約18億円)の3年契約をオファーしたという。しかし、スペインのテレビ局“Telecinco”はこの会合はなかったと否定した。

 ペレス氏がR・マドリー次期監督として招聘したいのは、あくまでもアーセナルのベンゲル監督であるとするスペインメディア。さらにセスク獲得もペレス氏は目論んでいると伝えた。スペイン人中心のチーム作りを実行するとして、リバプールのシャビ・アロンソ、ビジャも有力獲得候補に入っていると言われている。

 もちろん、C・ロナウド、カカの獲得は最優先に変わりはない。この二人を軸として国内選手を中心とした長期的な改革が予想されるが、やはり下部組織は軽視されてしまうのかもしれない。来季のR・マドリーはどんなチームに生まれ変わるのだろうか。

(スペイン通信)