バルサとB・ミュンヘン。ヨーロッパレベルの大会では常連の両チームだが、UEFA杯とCL合わせてもこれまで4度の顔合わせしかない。しかも、バルサはまだ一度もB・ミュンヘンに勝利したことがないというデータが残っている。

 最初の対戦は1995−96シーズンUEFA杯準決勝。ヨハン・クライフ監督率いるバルサはB・ミュンヘンホーム、オリンピアシュタディオンで2−2の引き分けをもぎ取る。しかし、カンプ・ノウでは1−2で敗れてしまい惜しくも準決勝敗退が決まった。この試合がヨハン・クライフ監督にとってヨーロッパ最後の試合となってしまった。

 2度目の対戦は、1998−99シーズンCLグループリーグ。B・ミュンヘン、マンチェスター・U、ブロンビーと同組となった死のグループ。決勝戦の会場がカンプ・ノウだっただけに是が非でも決勝戦まで駒を進めたかったバルサだったが、グループリーグ対B・ミュンヘン戦、アウェイで0−1と敗れるとホームでも1−2と連敗してしまう。

 この2連敗でグループリーグ突破が苦しくなったバルサ。マンチェスター・Uに3−3で引き分けグループリーグ敗退が決まってしまい決勝戦への夢は途絶えた。4試合で1分け3敗。苦手B・ミュンヘン相手にバルサは雪辱を果たすことができるだろうか。

(スペイン通信)