今シーズン限りでバレンシアを退団する可能性が高いビジャ。移籍先有力候補となっているのがバルサだが、元バルサやエスパニョールの選手でカタルーニャ代表の監督も務めた経験があるピチ・アロンソ氏はスポルト紙の中で、ビジャが十分バルサで通用し、チームとしてうまく機能すると分析した。

 エトーとの比較を交えてビジャのプレースタイルを分析するピチ・アロンソ氏は、ビジャの特徴として、「決定力ではエトーより少し優れている。さらに、苦手だった左足も使えるようになった。FKも蹴れるし、ロングシュートもうまい。さらにコンビプレーもしっかりこなせる」としている。

 エトーの特徴は、「エトーはビジャよりもスピードがある。フィジカル的にもビジャより強く前線から第一ディフェンダーとしてチームに貢献している」と語った。ビジャのバルサ順応については、「もう長くリーガでプレーしている。他のFWとのポジションチェンジも問題なくこなせる。さらに、スペイン代表のチームメイトもいることから順応は早いだろう」と分析した。

 リーガとCL優勝という目標を残すビジャにとってバルサ移籍は最も適した選択と言えるだろう。バレンシアでは内部問題などが重なり十分にプレーに集中ができていないようだが、バルサに移籍すれば新たなプロ人生のスタートとなり、モチベーションも高まるはずだ。スペイン屈指のゴールゲッターはバルサ移籍でさらなる活躍を見せてくれるかもしれない。

(スペイン通信)