5日付のレキップ紙によると、バイエルン・ミュンヘンのルンメニゲ取締役会長が、同クラブに所属するフランス代表MF、フランク・リベリのバルセロナ入りが濃厚、という噂をめぐり、バルセロナのラポルタ会長と電話で話し合っていたことが明らかになった。

 ルンメニゲ会長は「ホアン・ラポルタが電話してきて、すべての噂は根拠のないものだと私に保証した。リベリも代理人もバルサ関係者からコンタクトを受けていない。我々としても、リベリとの契約を解除する意図は一切ない。どんな金額でも彼を出すことはない」と断言した。

 また会長は「リベリは自分の噂を聞くことをありがたがっていない。彼の態度は模範的だ。いまいるクラブの目標に集中したいと考えている」と語り、リベリ自身が移籍を望んでいるとの見方を否定した。

 バルサの噂が出る前にレアル・マドリー入りが取り沙汰されたことについては、「一部でレアルが彼の意中のクラブだと報じられたが、5シーズン連続でレアルのチャンピオンズリーグ8強入りが危うくなったとたんに今度はバルサだ。何かおかしい」とこれまでの報道の根拠に疑問を呈している。