3日に行なわれたプレミアリーグ第28節のリバプール対サンダーランド戦で、リバプールのフランス人FWダビッド・エンゴグがプレミア初ゴールをマークし、チームに勝利をもたらした。

 エンゴグはパリ郊外出身の19歳。パリ・サンジェルマン(PSG)でプロデビューし、昨シーズンは未経験の若手を多用したル・グエン監督の期待を受け、14試合に出場した。昨年7月にリバプールから誘いを受け、4年契約を結んでいる。

 15歳からつねにフランス代表ジュニアの中心選手として活躍、現在はU-21代表でプレーし、先月11日の親善試合チュニジア戦でゴールをあげている。アネルカとトレゼゲの両方のスタイルを兼ね備えると言われ、将来のフル代表のストライカーとしてもっとも期待のかかる選手のひとりだ。ちなみにフランス代表DFのジャン=アラン・ブームソン(リヨン)を従兄にもつ。

 エンゴグのプレミア初ゴールについては、チームメイトのマスチェラーノ(アルゼンチン代表)から「このゴールはまだ若い彼にいい自信を与えただろう。僕らは彼がハードな練習を重ね、チャンスを狙っているのを知っている。そして彼も、与えられたチャンスを絶対に逃してはならないことを知っている。今回はそれが実って僕もうれしい」(フット01.com)と熱のこもった祝福を受けている。