女優という職業柄からか敏感?何気ない一言も「投げ捨てるように言われた」「5回、告げられた」と、その場面を思い出しながら涙した上野樹里<br>(撮影:野原誠治)
 出演者とのエピソード紹介において「投げ捨てるように言われた」と上野が共演者から受けたイジメ発言?を思い出し、報道陣の前で泣き出すハプニングがあった。

 映画「グーグーだって猫である」(犬童一心監督、9月6日公開)に出演した俳優で歌手の小泉今日子、俳優の上野樹里、俳優の加瀬亮、お笑いグループの森三中(大島美幸、村上知子、黒沢かずこ)が27日、撮影場所となった東京都武蔵野市から同市のイメージアップに貢献したとして、「友好市民証」が贈られた。また同作において、もう一方の主役を務める猫のグーグーも一緒に受証。同証が著名人や動物に授与されるケースは、今回が初めてという。

驚きの声が上がった上野樹里の涙 − 画像集(90枚)

 そして、その授与式が無事終わった後の会見。上野樹里が大泣きするハプニングが起こった。式に出席するため、久しぶりに顔を合わせた出演者たち。共演者とのエピソードを紹介する場面になり、上野は「最後の撮影シーンに近づいた頃、(森三中の村上から)『もう会うことは無いね』と投げ捨てるように言われた。それが凄いショックで泣いちゃった。撮影中なのにメイクも落ちちゃって…。いろんな取材を受けて、そのことを問われると思い出して泣いちゃう。今も泣きそう…」と発言したところ、時間を経過した今でも本当に泣き出してしまい、一同「エー!ちょっと待ってよ。樹里ちゃん」と驚きの声が上がる場面もあった。

 同作では、森三中のメンバーとともに漫画家のアシスタント役を演じていた上野。関係者から“森四中”と呼び名がつくほど、仲良しグループになっていた4人。村上の冗談が通じず、上野は2時間近く、泣いていたとか。他の出演陣は冗談と分かっているので、異常な光景にも笑っていたと明かすも、キツイ一言を発した村上は「私は、笑えませんでした」とポツリ。反省した表情を見せていた。

 撮影や会見でも大騒ぎ状態の女性出演陣を横に、不思議な魅力をもった青年を演じた加瀬は「みんな自分勝手な人たちばかりが集まったのに…。でも現場は、良く調和してた。これは緩やかな街(吉祥寺の人気スポットなどが舞台)のせい?それとも猫のせい?やっぱり、監督の気配り?あれだけみんな自分勝手な行動を見せていたのに…」と愉快だった現場の雰囲気を紹介し、会場の笑いを誘っていた。


◇作品情報
『グーグーだって猫である』(犬童一心監督、9月6日公開)
シネマライズ、シネカノン有楽町、新宿武蔵野館、池袋HUMAXシネマ他、全国ロードショー
◇公式サイト
映画『グーグーだって猫である』