死闘の連続となった2007年度K-1MAX。その闘いは観る者に感動を与えた/写真:格闘技WEBマガジンGBR

写真拡大

潰える10月3日(水)日本武道館で開催された『K-1 WORLD MAX2007 世界一決定トーナメント決勝戦』。2003年度王者、魔裟斗。悲願の王座奪還へ、あと一歩のところで立ちはだかったのは、アンディ・サワーだった。

魔裟斗は、“絶対王者”ブアカーオ・ポー.プラムックからダウンを奪う殊勲の判定勝ち、更にはアルトゥール・キシェンコをKO勝ちで破っての決勝進出。対するサワーも、ドラゴをKO勝ちで下すと、準決勝ではアルバート・クラウスを相手に、僅差の判定勝利で勝ち上がった。

強豪との闘いを経て、満身創痍の状態で決勝戦に臨んだ両者。試合は、自身のダメージ蓄積を悟っていたのか、開始から魔裟斗が一気にスパート。その勢いに観客も大歓声で後押しする。

しかし、2Rに入り、サワーがローで攻勢に転じると、ブアカーオ戦から強烈なローを被弾していた魔裟斗に劣勢を跳ね返す術はなかった。2Rが終了すると、もはや歩けない程の深刻な状態となり、ラウンドインターバル終了時にセコンドからタオルが投げられた。

勝ったサワーは、2年振り2度目の王座返り咲きを達成。魔裟斗の悲願は、またしても目前で潰える格好となったが、その闘いは観る者全てに感動を与えた。全試合結果は下記の通りとなる。

K-1 WORLD MAX 2007 全試合結果


メインイベント K-1 WORLD MAX2007世界一決定T決勝戦/3分3R延長2R
○アンディ・サワー
(オランダ/シュートボクシングオランダ)
2R終了
TKO
詳細はコチラ
魔裟斗×
(日本/シルバーウルフ)
第9試合 スーパーファイト/3分3R延長1R
×安廣一哉
(日本/正道会館)
3R終了
判定0-3
詳細はコチラ
イ・スファン○
(韓国/韓国体育館)
第8試合 K-1 WORLD MAX2007世界一決定T準決勝/3分3R延長1R
○アンディ・サワー
(オランダ/シュートボクシングオランダ)
3R終了
判定2-0
詳細はコチラ
アルバート・クラウス×
(オランダ/チーム・スーパープロ)
第7試合 K-1 WORLD MAX2007世界一決定T準決勝/3分3R延長1R
○魔裟斗
(日本/シルバーウルフ)
2R41秒
KO
詳細はコチラ
アルトゥール・キシェンコ×
(ウクライナ/キャプテン・オデッサ)
第6試合 K-1 WORLD MAX2007世界一決定T準々決勝/3分3R延長1R
○アンディ・サワー
(オランダ/シュートボクシングオランダ)
2R1分43秒
KO
詳細はコチラ
ドラゴ×
(アルメニア/チームSHOW TIME)
第5試合 K-1 WORLD MAX2007世界一決定T準々決勝/3分3R延長1R
×佐藤嘉洋
(日本/フルキャスト/名古屋JKF)
3R終了
判定0-3
詳細はコチラ
アルバート・クラウス○
(オランダ/チーム・スーパープロ)
第4試合 K-1 WORLD MAX2007世界一決定T準々決勝/3分3R延長1R
×マイク・ザンビディス
(ギリシャ/Zambidis Club)
延長R終了
判定0-3
詳細はコチラ
アルトゥール・キシェンコ○
(ウクライナ/キャプテン・オデッサ)
第3試合 K-1 WORLD MAX2007世界一決定T準々決勝/3分3R延長1R
○魔裟斗
(日本/シルバーウルフ)
3R終了
判定3-0
詳細はコチラ
ブアカーオ・ポー.プラムック×
(タイ/ポー.プラムックジム)
第2試合 リザーブファイト第1試合/3分3R延長1R
×小比類巻貴之
(日本/BRAVI RAGAZZI)
3R1分56秒
KO
詳細はコチラ
ヴァージル・カラコダ○
(南アフリカ/ウォーリアーズMMAアカデミー)
第1試合 スーパーファイト/3分3R延長1R
○HIROYA
(日本/フリー)
3R終了
判定3-0
詳細はコチラ
クォンオルチャン×
(韓国)
オープニングファイト リザーブファイト第2試合/3分3R延長1R
○ムラット・ディレッキー
(トルコ/ユニバーサルジム)
2R39秒
KO
詳細はコチラ
サトルヴァシコバ×
(日本/全日本キックボクシング連盟)
オープニングファイト/3分3R
○GORI
(日本/PUREBRED大阪)
3R終了
判定3-0
亮司×
(日本/フリー)