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 ◇ア・リーグ ホワイトソックス9―5タイガース(2026年8月14日 デトロイト)

 ホワイトソックス村上宗隆内野手(26)が14日(日本時間15日)、タイガース戦の3―3の4回、決勝の右越え27号ソロを放った。日本選手では今季本塁打数でドジャース・大谷と並ぶ最多となり、1年目の最多記録も更新した。この日、地震に襲われた熊本県への被災地支援活動を発表し、故郷にささげる一発となった。

 村上が故郷への思いを乗せた一発だった。3―3の4回2死。3球続けて変化球が外れた後、右腕ジョーブが3ボールから投じた96・9マイル(約155・9キロ)の直球を逃さなかった。右翼席中段へ運ぶ決勝の27号ソロに「甘く来たら振ろうと思っていた。ある程度、真っすぐに合わせて振りにいった」と納得の表情だった。

 反省を生かした一打でもあった。12日のレッズ戦でも3ボールから打って中飛。「フライを上げてしまったので、それだけはないように。甘い球はしっかり振りにいくという意識だった」。打球速度110マイル(約177キロ)、飛距離392フィート(約119・5メートル)。出場5試合ぶりの27号はドジャースの大谷に並び日本選手最多弾で、メジャー1年目の同最多をさらに更新した。

 試合前には、7月28日に発生した熊本地震の被災地に1000万円を寄付すると発表した。自身の寄付プロジェクト「Beve」で、側面に熊本への思いを込めて「Kmmt」の刺しゅうを入れた限定キャップも販売し、収益を寄付する。九州学院2年だった16年に熊本地震を経験しており「僕も10年前に助けてもらった。今度は少しでも力になれるように」と故郷を思った。

 ア・リーグ中地区首位のホワイトソックスは2位タイガースに9―5で逆転勝ちで3・5差に広げた。「今日が凄く大事だと思っていた。何とか3連戦の頭を取れてよかった」。米国から故郷に寄り添った日に、バットでもチームを勝利へ導いた。