広島は「火消し」どころか火に油…強い疑念の矢野雅哉を急きょ抹消も対応のマズさ際立つ
広島の鈴木清明球団本部長が17日の阪神戦前、急きょ記者会見を開き、矢野雅哉(27)の登録を抹消すると発表。ネット上では、今回の球団の対応に批判の声が噴出している。
矢野の処分は、13日に写真週刊誌「フラッシュ」がいわゆる「ゾンビたばこ」事件で起訴された男との密接な関係を匂わす写真を掲載したことがきっかけだ。球団はこれまで一貫して、「週刊誌の一つ一つに反応することはない」としてきたが、鈴木本部長は一転、「矢野選手に関しては、富山とされる(遠征先で)、売人と呼ばれる人と密室にいること自体が、強い疑念を抱く状況なので、私としてはそういう選手を一軍のグラウンドでプレーさせるのは抵抗がある」と説明した。
使用の事実は確認できないが、疑念があるから外すというなら、なぜ報道が出た時点で矢野を抹消しなかったのか。もっといえば、5月下旬にはゾンビたばこの使用で実刑判決を受けた羽月元選手が「私を含め、6人の選手が同じ人物から購入していた」と暴露していた。調査は継続しているとはいっても、その対応は後手に回っているといわざるを得ない。
「フラッシュ」ではさらに、ゾンビたばこの使用で実刑判決を受けた羽月元選手に加え、矢野、小園、田村が、起訴された男らと写った集合写真を掲載している。
SNS上では、
《なぜ矢野だけが抹消なのか》
《小園は抹消されずにスタメンなのに、ますます意味不明》
などと指摘する声があるが、同本部長は「グループで写真を撮られることは一時的にあるかもしれないが、密室内での関係が続いているとは判断できない」と説明。現時点でゾンビたばこの使用を認める選手はいないという。
「選手の立場からすれば、ゾンビたばこの使用を認めれば契約解除になるのですから、白状するはずがない。とはいえ、一部のファンは球団の一連の対応に不信感を抱いている。チームのBクラス低迷が追い打ちをかけ、週刊誌報道が出た直後の14、15日は本拠地のマツダスタジアムの観客動員がいずれも2万人割れ。客離れは深刻だった。球団としては今回、矢野を抹消することで火消しに走ったわけですが、矢野を疑念があることを理由に抹消した以上、他の選手にも飛び火しないとは言い切れません」
とは、マスコミ関係者。
今回の球団の対応は初動の遅れも重なり、火消しするどころか、むしろ火に油を注ぎかねないというわけだ。
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広島の対応は最悪だが、不祥事が発覚した際、球団はどう立ち回るべきなのか。本紙日刊ゲンダイで「マネーボールQ&A」を連載する東大卒元ロッテの小林至教授は「球団が守るべきは、本人のメンツではなく被害者、ファン、スポンサー、真面目に働く選手やスタッフ、そしてプロ野球全体の信用です」と徹底解説してくれた。●関連記事 【もっと読む】不祥事発覚…その時、球団はどうする? もぜひご一読を。
