がん情報チャンネル・外科医の佐藤のりひろ氏が、「がん専門医が警告「ただの膀胱炎」と思ってはいけない理由!じつは「がん」が隠れていることがあります」を公開した。

動画では、よくある病気と思われがちな「膀胱炎」が、実は泌尿器系や婦人科系のがんの初期症状として現れている可能性について詳しく解説している。

佐藤氏はまず、「ただの膀胱炎ではなく、実はがんのサインかもしれない」と警告する。その根拠として、スウェーデンで350万人以上を対象に行われた大規模なコホート研究を紹介した。この研究では、急性膀胱炎と診断された人が、その後どのようながんにかかりやすいかを調査した。

研究結果によると、診断後3ヶ月以内に最も多く見つかったがんは「膀胱がん」であり、一般の集団と比較して男性で33.7倍、女性で30.0倍と、「一般人口より約30倍も多く見つかっていた」ことが判明した。さらに、腎臓がんや前立腺がん、女性特有の婦人科系のがんも高確率で見つかったという。

なぜ膀胱炎の後にがんが増えるのか。佐藤氏はこの現象について、「膀胱炎そのものががんを引き起こす」というわけではなく、がんができたことで尿の通路が詰まったり細菌感染が起きやすくなったりと、「がんの初期症状として現れている」点が重要だと説明する。外来では一般的な感染症として抗生剤を出されて終わるケースが多い。しかし、男性の場合や、50歳以上の女性、目で見てわかる血尿がある場合、抗生剤が効きにくい場合などは、背後にがんが隠れている可能性を疑うべきだという。

佐藤氏は、「『膀胱炎はよくある病気だから』と安心せず、年齢や症状の経過によってはより詳しい検査を検討することが重要」だと締めくくった。たかが膀胱炎と軽視せず、体の異変を知らせるサインとして正しく対処すれば、がんの早期発見につながるのである。

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