内科医の山村聡氏が、YouTubeチャンネル「やさしい内科医 | 山村そうの血糖値実験室【糖尿病予防】」にて「【ひな祭り】ちらし寿司の血糖値を測ったら急上昇・急降下してしまいました...」と題した動画を公開した。ひな祭りにちなみ「海鮮バラちらし寿司」を食べた際の血糖値の変動を自らの体で検証し、その結果から得られる教訓を解説している。

検証に用いたのは、マグロやサーモン、イカなどの海鮮が乗った一般的な海鮮バラちらし寿司である。山村氏は食前の血糖値98からスタートし、ご飯約200gを含むどんぶり1杯を完食。食後10分から90分までの血糖値の推移を計測した。

結果は、食後40分で214に達し、60分後にはピークとなる215を記録。食前からの上昇幅は117に上った。さらに食後50分時点では、急激な変化によってセンサーがエラーを起こす事態が発生し、山村氏は「最大値をとっていて220を超えて上昇幅でいうと120以上上がっていたんじゃないか」と推測。結果として、血糖値が急上昇・急降下するいわゆる「スパイクの形状」の波形が確認された。

一般的に、酢飯は普通の白米に比べて胃に留まる時間が長くなり、血糖値の上昇が緩やかになる傾向があると考えられている。しかし山村氏は、そもそものご飯(炭水化物)の量が多い場合は「酢の効果は気休め程度」だと指摘する。過去に行った恵方巻きの検証結果と比較し、ご飯の量が少なめで具材が多めになりやすい「巻き寿司」の方が、バランスを取りやすい可能性に言及した。

実験を通して、1食の炭水化物量に注意を払うことの重要性が改めて浮き彫りとなった。「もし炭水化物をある程度摂りたいなっていう時は、事前のベジファーストやナッツファーストだったり、食後に運動していただいて血糖値の上がらない工夫をしていただけるといいかな」と山村氏は語り、専門家としての実践的なアドバイスを提供して締めくくっている。

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