年末はやることが盛りだくさん。気づけば家事や片付け、「これもしなきゃ、あれもしなきゃ」と焦って心も体もぐったり。そんな“をしなきゃ地獄”から抜けだせるリセット術をご紹介します。かつては仕事と家事の両立に悩んでいたという、整理収納アドバイザーのESSEフレンズエディター・森川とろろさん(40代)が語ります。

家事を全部こなすのはやめた。“できるだけ”で十分

年末が近づくと、「大掃除もしなきゃ」「クリスマスの準備もどうしよう」と焦っていました。小学生と園児を育てながらフルタイムで働いていた当時は、日々のタスクをこなすだけで精いっぱい。そこに“特別なイベント”なども次々と押し寄せてきて、まさに“しなきゃ地獄”でした。

【写真】5分リセットで整ったリビング

すべてを完璧にこなすのは無理。思いきって年末年始の家事を全部こなすのは諦め、「優先順位をつける」「小さく分ける」ことを意識しました。

たとえば、窓のサッシだけふいたり、ベランダ掃除は春先にまわしたり、冷蔵庫は野菜室だけ片付けたり。クリスマスは家族にリクエストを聞き、“やりたいこと”だけに絞りました。

60点でも十分。そんなふうにハードルを下げてから、気持ちがグッとラクに。この暮らし方は心まで穏やかにしてくれました。

大掃除より「5分の日常リセット」で整える

年末年始の家事を「できるだけ」にきり替えて気持ちがラクになりました。ただ、実際に動こうとすると、やはり面倒くさい。「エイヤッ」と気合いを入れないとなかなか進められない日もありました。

そこで私が取り入れたのが、日常の家事にワンアクションを組み込むことです。家事のついでに5分だけ、気になるところを整えるようにしてみました。

●窓のサッシを1か所だけふく

たとえば、食器をふいたキッチンペーパーで、窓のサッシを1枚サッとふきます。「キッチンペーパーを食器をふいただけで捨てるのはもったいない」という気持ちも原動力になります。

●冷蔵庫は、1段でもふき掃除ができればOK

買い物前で中身の少ない冷蔵庫は「今がチャンス!」と考え、ふき掃除をしています。5分だけならハードルが低いですし、冷蔵庫の中身をチェックできてムダ買いもしなくてすむため一石二鳥です。

●捨てる前のラップで“ついで”に掃除をする

使ったあとのラップは、捨てる前にもうひと働き。蛇口の汚れをとる専用の洗剤を使うときに、上からラップを被せます。蛇口をひねるたびに少し気になっていた汚れもすっきり。きっかけがあるとハードルが下がり、取りかかりやすくなります。

年末は、家のことも仕事もがんばっている人が多いと思います。そんなときこそ、“全部やる”より“できるだけ”で十分。優先順位をつけて片付けや掃除を仕組み化することで、無理せずに暮らしが整っていくと実感しました。