シティ時代のジンチェンコとペップ photo/Getty Images

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現在アーセナルでプレイするウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコ(27)は古巣であるマンチェスター・シティが22-23シーズンに3冠を達成した後、ペップ・グアルディオラから電話があったことを英『The Guardian』のインタビューの中で明かした。

2016年にシティに加入したジンチェンコは16-17シーズンこそPSVへのレンタル移籍を経験したが、その後はシティのトップチームに定着。本職ではない左SBでの起用がほとんどであったが、シティでは公式戦128試合に出場し、2ゴール12アシストを記録。数々のタイトルを経験してきた。

そんなジンチェンコは2022年夏にシティでアシスタントコーチを務めた過去をもつミケル・アルテタ率いるアーセナルへと完全移籍を果たした。ジンチェンコが移籍を決断したそのシーズンにシティはプレミアリーグ、FAカップ、そして悲願のCLタイトルを獲得し、3冠を達成したわけだが、CLタイトルを獲得した夜、ジンチェンコは古巣指揮官からの感謝の電話があったという。

「試合後に彼らがどれほど祝ったかは容易に想像できる。その夜は誰も眠れなかったと思うが、ペップから電話をもらえるなんて信じられなかった。彼は『アレックス(ジンチェンコ)、君はこの成功の重要な一部だ』と言ったんだ。良い意味でとても驚いたよ。私は彼に、彼が私のためにしてくれたことすべてに対して、改めて心から感謝の気持ちを伝えた。 彼がどれほど気さくな人なのかがわかる」

ペップとの知られざるエピソードを明かしたジンチェンコ。シティの監督就任以降、数々の偉業を成し遂げ、タイトルを獲得してきたペップだが、これまでにもシティの成功には移籍した選手たちの貢献もあったからこそだと、指導した選手ら全員への感謝の言葉を語っていた。