2年連続で当たりくじを引くと誓った広島・新井貴浩監督(カメラ・畑中祐司)

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 広島は23日、都内でドラフト前日のスカウト会議を開いた。すでに明大・宗山塁内野手を1位指名すると公表しているが、複数球団の競合が見込まれる。チームを代表してくじを引く新井貴浩監督は「スカウト陣からも『よろしくお願いします』と何回も言われた。今年も力で引き当てたいと思います」と楽天と2球団競合で常広(青学大)の当たりくじを引き当てた昨年同様に“黄金の右腕”で2連勝を目指す。

 球団は11日のスカウト会議で12球団最速で宗山の1位指名を公表して誠意を示した。東京六大学リーグで史上12人目、明大で史上2人目の「100安打&10本塁打以上」を達成した右投左打の内野手。今年3月には侍ジャパンの強化試合で大学生4人が代表メンバーに選出されたうちの一人。指揮官は「今でも十分、走攻守すべてにおいて1軍で通用すると思うし、さらに上のステージにいけるポテンシャルを持った素晴らしい選手だと思う」と高評価の言葉を並べた。