米オークションハウス「ゴールディン」で行われていたドジャース大谷翔平投手の50号ボールのオークションが、360万ドル(約5億4680万円)で落札された。手数料を合わせると439万2000ドル(約6億6710万円)で史上最高額となった。従来の野球ボールの最高額はM・マグワイアの70号ボールで300万5000ドルだったが、これを上回り、野球のみならず全スポーツを通じて史上最高額で落札されたボールとなった。

 同オークションは日本時間9月28日午前1時に50万ドルでスタート。日本時間23日午前10時57分に220万ドルで入札があったが、1分後に230万ドルですぐさま上回った。230万ドルで終了しそうになったが、直前に240万、250万、260万と次々に入札があり、30分延長された。そこで270万、280万と次々に入札された。

 50号ボールを巡っては現在の所有者とされる人物のほかに2氏が所有権を主張し、訴訟を起こしている。これについてゴールディンは係争中の全当事者とオークションを継続することで合意したと発表。訴訟で所有権を認められた人物が、オークション収益の全てを得ることで合意したという。