ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」で2代目局長を務めた西田敏行さん

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ABCテレビ(大阪市)は22日、虚血性心疾患のため、17日に76歳で亡くなった俳優西田敏行さんをしのび、西田さんが2代目局長を務めた同局の名物バラエティー「探偵!ナイトスクープ」について、11月1日放送分を「追悼回にする」と発表した。

同局では「番組の詳細な内容に関しましては、後日、改めて発表させていただきます」とした。

番組は88年3月、上岡龍太郎さんが局長に就きスタート。上岡さんの引退にともない、01年1月から2代目を継いだ西田局長は、19年11月まで務めた。上岡さんを超える任期で、900回以上に出演した。

上岡局長は、探偵の取材が甘ければ激怒したが、西田さんは打って変わって、感激屋でよく涙した。

西田さんは上岡局長時代を「乾いた笑い」、自身は「ぬれた感性」と表現。番組をこよなく愛し、両方を求め「僕のぬれた感性が大きくなったので、ぼちぼち乾いた笑いをきかせる方に修正していきたい」と思案。番組愛を貫いて、3代目局長の松本人志に託し、勇退していた。