ブラジル大統領、頭部の傷「深刻」と側近に 詳しい診断結果待ち

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[ブラジリア 21日 ロイター] - ブラジルのルラ大統領は、先週末に自宅で転倒して頭部に負った傷が「深刻」なもので、その程度については医師から3─4日内に診断結果が示されるだろうと述べた。ルラ氏の側近が21日、電話での会話内容を交流サイト(SNS)で公開した。

この中でルラ大統領は「深刻だが重要部分への影響はなかった」と述べた。

同氏の側近で、北東部カマサリの市長選挙で決選投票に進んだルイズ・カエターノ氏が電話での会話内容を含む動画を公開した。

ルラ氏は19日、自宅で転倒して頭部を負傷。飛行機での長距離移動を一時的に避けるよう医師に助言されたため、新興国グループ「BRICS」の首脳会議に出席するためのロシア訪問を取りやめたと明らかにしている。

ルラ氏の発言が公開されたのは転倒後で初めて。

同国のパディーリャ制度関係相は先に、ルラ大統領は「非常に元気だ」と記者団に語っていた。

ルラ氏はまた、パディーリャ氏と外交政策顧問セルソ・アモリン氏と並んだ自身の写真をSNSに投稿し、元気そうな姿を見せていた。

公式日程によると、ルラ氏は22日午前にロシアのプーチン大統領と電話会談が予定されている。