90年に日本に帰国したカズ。(C)SOCCER DIGEST

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 元日本代表MFの北澤豪氏が、前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に出演。三浦知良との出会いについて語った。

 修徳高を卒業後の1987年に当時の国内トップリーグだった日本サッカーリーグ(JSL)の本田技研工業(現・Honda FC)に加入した北澤氏は、同僚だった元日本代表FWの黒崎久志氏とともに90年にブラジルへサッカー留学。さまざまな経験を積みながら、最後は帰りたくないと思うほどの充実ぶりだったと振り返る。

 ただ、当初は上手くいかず、苦しんでいた。そのなかで、当時はサントスで活躍していたカズから、大いに刺激を受けたという。

「最初上手くいかなくて。カズさんが行っていて、ちょうど日本に帰る(寸前の)時でサントスでキャプテンマークつけて。モルンビースタジアムで、パルメイラスとの対決だったかな。カズさん大活躍するわけよ。

『日本人でこんなやれるんだ』と思って、悩んでいる時、『ブラジルじゃ無理だ』と思った時にカズさんの存在を見て『いや頑張んなきゃいけねえな』っていう。会ったことないんだよ、知り合いじゃないし。黒崎と2人で見ていて。『すっげえな、やっぱ三浦知良ってすげえんだ』と思って。キレキレだったしね」
【動画】元日本代表MF北澤豪がカズとの初対面を語る!
 その後、日本人街のサウナで初対面を果たしたという。黒崎氏が顔見知りだった縁で、声を掛け合った。北澤氏は、カズから言われた言葉を明かす。

「お前ら、これからまだブラジルなんだみたいな。頑張れよとか言われて。『チャオ』とか言われて。それが最初の出会い」

 後にヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)や日本代表で共闘するカズとの出会いは、北澤氏にとって強烈な記憶となったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部