メッツのピート・アロンソ(C)Getty Images

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メジャーリーグは18日(日本時間19日)、米ニューヨーク州のシティーフィールドでナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦が行われ、メッツが12-6でドジャースに勝利。主砲のピート・アロンソ内野手が初回に先制3ランを放つなど、チーム14安打で序盤から大量リード。対戦成績を2勝3敗とし、ワールドシリーズ進出へ望みを繋いだ。
今季オフにFAとなるアロンソは試合後、わずかな望みをかけた第6戦への意気込みを語っている。

■試合後にはファンへ笑顔で挨拶

試合は序盤から、メッツ打線がドジャース先発ジャック・フラハティ投手を攻め立て有利な展開に。初回にアロンソの3ランで幸先よくリードを奪うと、3回裏は、スターリング・マルテ外野手の2点適時打で追加点。さらには、フランシスコ・アルバレス捕手とフランシスコ・リンドーア内野手、ブランドン・ニモ外野手と立て続けに適時打を放って、一挙5得点を挙げた。
メッツは終盤8回裏、マルテがこの日4安打目となる適時打で12点目。最終回は、8回表からマウンドに上がった抑えのエドウィン・ディアス投手が無失点に抑え、12-6でドジャースの反撃を凌ぎ切った。4戦先勝のリーグ優勝決定シリーズは、これでメッツの2勝3敗に。20日(同21日)からの敵地2試合に連勝できれば、悲願のワールドシリーズ進出を掴み取る。
殊勲の先制打を放ったアロンソは試合後、少なくともあと1試合はプレー出来ることを記者から問われると「言い尽くせないほど、このチームは本当に特別だ。逆境に立ち向かい、何度も何度も立ち直った。もう一度戦うチャンスを得た我々は準備ができている。第7戦まで辿り着くこと、それが全てだ。皆のために貢献できて本当に嬉しいよ」と、喜びを語った。
試合終了直後には、地元ファンの歓声に深々とお辞儀で応えて笑顔を見せたアロンソ。今季オフにFAとなるため、この試合が本拠地シティフィールドでのラストゲームになる可能性もある。残り2戦に連勝し、再びニューヨークへと凱旋なるか。