ミロク情報サービス(以下略、MJS)は10月7日、同社の財務・会計システム5製品とSCSKのノーコード業務システム開発ツール「CELF」がオプション機能「AI仕訳」を通してAPI連携を開始したことを発表した。

○「CELF」で作成した仕訳データをAIが自動仕分けし取込み可能に

MJSのシステムと連携する「CELF」は、ノーコードのExcelライクな操作で手軽に業務アプリケーションを開発できるノーコード開発ツール。Excelファイルをそのままアップロードして管理データ項目を指定するだけでも予算実績管理、見積・案件管理、その他帳票等の業務アプリを開発できる。国内外で約1,100社以上の企業導入実績を持っている。

「AI仕訳」は、MJSが開発したAIエンジンによる仕訳の提案機能で取引明細データ、電子請求書、POSレジなどの各種取引データをAIや仕訳辞書を活用し、自動で仕訳データを作成する機能で2021年から提供(記事)。MJSシステムのオプションとして提供している。

「CELF」とMJS製品の連携イメージ(同社資料より)

今回の連携により、構築した「CELF」アプリで出力した各種仕訳データをAI仕訳機能で過去の仕訳データと照合、自動で仕訳を作成しMJSのシステムに取り込める。連携する製品は、MJSの中堅企業向けERPシステム「Galileopt DX財務大将」、同じく中堅・中小企業向け「MJSLINK DX財務大将」、会計事務所向け「ACELINK NX-Pro会計大将」の3つのERPシステムと中小企業向け業務パッケージ製品「ACELINK NX-CE会計」、クラウドサービス「かんたんクラウド会計」の5つ。