Photo: Apple

Lifehacker 2024年9月9日掲載の記事より転載

Appleが生成AI機能であるApple Intelligenceを発表した際、新オプションの1つとして 「Clean Up」が紹介されました。この新しい写真機能では、画像内の不要な被写体やオブジェクトを特定し、生成AIの力によって写真から取り除くことができます。

この機能に聞き覚えがあるとすれば、Googleが最初にやっているから。同社のMagic Eraser機能もほぼ同じ仕組みで、Pixel専用機能からAndroidとiPhoneの両方でGoogleフォトのオプションに進化しました。

しかし、ほとんどのiOSユーザーはGoogleフォトを持っていないため、iPhoneユーザーにとってClean Upは、AIを搭載した最初の生成的オブジェクト除去ツールである可能性が高いのです。

iOS最新バージョンでは、Clean UpやそのほかのApple Intelligence機能を試すことはまだできませんが、多少のリスクを気にしないなら、この機能が利用できます。

AppleはiOS 18.1の開発者向けベータリリース第3弾にこの機能を盛り込んだからです。(互換性のある iPhone を iOS 18.1 の最新の開発者向けベータ リリースに登録すれば、いち早く試せます)

【免責事項】ベータ版ソフトウェアを自身のデバイスで実行することは危険を伴います。まだ発見されていないバグや不具合があるかもしれません。またデバイスやデータに支障をきたす可能性も。iOS 18.1 ベータ版をインストールする場合は、自己責任で行なってください。

Apple Intelligenceの「Clean Up」機能の仕組み

iOS 18.1の最新のデベロッパーベータ版をiPhoneで起動したら、写真から画像を選び、「編集」をクリックします。

下のツールバーに新しい「Clean Up」ボタンが表示されます。

それをタップすると、iOSはあなたに「タップ、ブラシ、または削除したいものを丸で囲む」ように聞いてきます。

つまり、ビーチで撮った写真に写り込んでいるカモメを消したい場合は、丸で囲み、グループ写真の背景から見知らぬ人を消したい場合は、その人をタップし、画像のテーブルからゴミを取り除きたい場合は、その上にブラシをかければいいのです。

これらのジェスチャーは通常どれも同じように機能しますが、どうやらさまざまな状況で異なることができるようです。

たとえば、Xでのこの投稿のように、丸で囲むことで、写真に写っている人の顔にモザイクをかけることもできます。

Source: Mashable

Photo: Apple