維新・足立康史議員が「政界引退」表明 “内紛”で党員資格停止処分「地元が焼け野原になるのは忍びない」

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日本維新の会の足立康史衆院議員は6日、自身のSNSに「9日の衆院解散をもって政治から引退することを決めました」と投稿し、次期衆院選には出馬せず、政界引退すると表明した。

足立氏は4月の衆院補選で、党が行った機関紙の街頭配布について法的な問題点を指摘したところ、党から「SNSでの批判」を理由に党員資格停止処分を受けたため、次期衆院選には無所属で出馬する意向を表明していた。

大阪維新関係者によると、足立氏とは別の公認候補予定者が内定し、7日にも発表されるという。

足立氏はSNSに、「9日の衆院解散をもって政治から引退することを決めました。私の仕事はここまでと判断いたしました」などと投稿。

FNNの取材に対して足立氏は、票が割れて自民党候補を利することや、地元の地方議員、ボランティア、支持者が党本部と足立氏の板挟みになってバラバラになるのを防ぐためだと説明し、「地元が“焼け野原”になるのは忍びない」と語った。

一時は足立氏と、地方組織「東京維新の会」の間で、互いに「除名処分」を求める上申書が飛び交う壮絶な内紛となったが、意外な結末を迎える形となった。