「SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦2024」は10月5日、大阪市の関西将棋会館で、午前9時20分から関西予選Cブロックの対局を開始した。

【中継】注目の関西予選Cブロック!(生中継中)

 本棋戦は、2021年に創設。ファン投票で選ばれた3人と予選突破者3人がチームを組み、東軍・西軍各6名の棋士が12月に行われる決勝戦を戦う準公式戦だ。今期の西日本地区は、ファン選出で藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)、豊島将之九段(34)、山崎隆之八段(43)の出場が決定。さらに関西予選Aブロックから藤本渚五段(19)、同Bブロックからは上野裕寿四段(21)が出場権を獲得した。

 この日行われる関西Cブロックは、過去に予選突破経験を持つ久保利明九段(49)、糸谷哲郎八段(36)、斎藤慎太郎八段(31)が名前を連ねる超激戦区だ。糸谷八段はきょう10月5日が誕生日とあり、2年ぶり2度目の出場権獲得で自らを祝うことができるかにも注目したい。

 新鋭枠からは、狩山幹生四段(22)、森本才跳四段(23)、宮嶋健太四段(25)らが参戦。A、Bブロックからは藤本五段と上野四段の井上慶太九段門下・若手組が予選突破を決めたとあり、同門の狩山四段も続きたいところだ。

 さらに、谷川浩司十七世名人(61)、阿部隆九段(57)ら経験豊富なベテラン勢もエントリーしており、どのような活躍を見せるのかも必見だ。

 予選突破“最後の一枠”を射止めるのは誰か。超早指し戦のスリリングな戦いに注目だ。

◆SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2024 ファン投票による選出(東西各3人)、予選(東西各3人)、決勝戦(東西各6人)によって構成される。12月に開催予定の決勝では、個人戦と団体戦のポイント数で優勝チームを決定する。対局は全て持ち時間なし、初手から1手30秒未満で行われる。先手・後手は振り駒で決める。
(ABEMA/将棋チャンネルより)