2024年10月発売のG-SHOCKとPRO TREK製品を実機写真とともにご紹介する。G-SHOCKからは八角形ベゼルが特徴の「GA-2110D」をベースとしたフルメタルモデル2種が登場。また、本格アウトドアギアPRO TREKからは、ベゼルを回して操作ボタンをロックするニューモデル「PRJ-B001」のバリエーションモデルが早くも登場だ。

「GA-2100」が「GM-B2100」を経てフルメタルクロノグラフ「GMC-B2100D」に進化!

G-SHOCK初代モデル“DW-5000C”のコンセプトを受け継いで開発され、スマッシュヒットとなったアナデジコンビモデル「GA-2100」。

そのフルメタルモデル「GM-B2100」の迫力や質感をそのままに、クロノグラフ化とフルアナログ化を実現した「GMC-B2100D」が登場。ダイヤルカラーがブラックの「GMC-B2100D-1AJF」(104,500円)とアイスブルーの「B2100AD-2AJF」(107,800円)をラインナップする。

ブラックダイヤルの「GMC-B2100D-1AJF」

アイスブルーダイヤルの「B2100AD-2AJF」

ダイヤルにも円周状のヘアラインが入っている

煌めくアイスブルーが注目を集めること間違いなし!

ケース/ベゼル/バンドの素材はステンレススチール。ベゼルとケースの間にファインレジン製の緩衝材を実装して、メタル外装による耐衝撃構造を可能にしている。

なお、ベゼルは手間のかかる鍛造/切削/研磨加工で立体的に成形、天面は円のヘアライン、斜面はミラー研磨。

また、インデックスやインダイアルリングは微細加工技術や蒸着を使用、高い質感に仕上げた。ねじロック式のりゅうずは、ベゼルと同じ八角形状の新規デザイン。

さらに、高密度実装技術により、スリムで高機能なモジュールを搭載。タフソーラー、Bluetooth通信によるモバイルリンク機能、LEDライトなどを、51.3mm(縦)×46.3mm(幅)×12.4mm(厚)のケースに納めている。質量は171g。

フルメタルオリジンの新色、グリーンダイヤルの「GMW-B5000D-3JF」

G-SHOCK初号機「DW-5000C」のデザインを踏襲つつ、スマートフォンリンクをはじめとした先進機能を搭載したフルメタルオリジン「GMW-B5000」シリーズに、新色ダイヤルの「GMW-B5000D-3JF」が登場。

定番モデルであるがゆえに新色のグリーンが目を引く。G-SHOCKとしてもレアなカラーだ

高密度実装技術により、高機能と美しいフルメタル外装を両立。重厚感のあるスクリューバック、ディンプル加工を施したステンレス製のバンドピース、フィルムソーラーセルや見やすいSTN- LCD (液晶)など、「GMW-B5000」の魅力に加え、フェイスには鮮やかなグリーンのガラス蒸着を採用。さらにテクスチャー印刷を施した。

グリーンはガラス蒸着で再現。立体的な表現となっている

価格は84,700円。

和の「木組み」から着想を得たMRG-B2100の新色「MRG-B2100D-1AJR」

「GA-2100」のデザインと、G-SHOCKの最上級ライン「MR-G」シリーズの魂が融合した「MRG-B2100」。

ブラックボディの「MRG-B2100B-1AJR」(以降「MRG-B2100B」)がすでに発売されているが、今回、新たにシルバーボディの「MRG-B2100D-1AJR」(以降「MRG-B2100D」)がシリーズに加わった。

異なるのは外装の耐摩耗性を高める表面硬化処理だ。「MRG-B2100B」のDLC(diamond-like carbon)に対して、「MRG-B2100D」ではチタンカーバイトを採用している。

シルバーになったことで、精悍なイメージが一層強調された

通常一体成形されるベゼルを27個のパーツに細分化、バンドもディンプル部を別体構造とするなど「MRG-B2100B」同様のパーツ構成と美しい仕上げを実施。日本伝統技術「木組」からインスピレーションを得たダイヤルも引き続き採用する。

パーツを徹底的に細分化することで、各パーツの隅々まで研磨を行っている

ベゼルと木組みのダイヤルのコントラストも、より印象的になった

タフソーラー駆動、マルチバンド6対応電波時計、Bluetoothによるモバイルリンク機能、LEDライトなどの機能や性能は「MRG-B2100B」と同様。価格は572,000円。

なお、「MRG-B2100B」については、レビュー記事「和の伝統「木組み」の美を纏うG-SHOCK「MRG-B2100B」のディテールに迫る」で詳しくご紹介している。そちらも併せてご覧いただきたい。

ピンクリボン活動とのコラボレーションモデル「GMD-S5610PK-4JR」「GMD-S5610PK-4JR」

乳がんの早期発見・診断・治療の大切さを呼びかける「ピンクリボン活動」を行う認定NPO法人、J.POSH。20年以上にわたって、乳がん検診受診やブレストアウェアネスの啓発、検診を受けやすい環境づくり、また乳がん患者さんやそのご家族の支援なども含めた独自のピンクリボン活動に取り組んでいる認定NPO法人だ。

その活動を支援するG-SHOCKが登場。ブラックのボディの中に、さりげなくピンクの差し色を入れた「DW-5600PK-1JR」、オールピンクで仕上げた「GMD-S5610PK-4JR」の2モデルをラインナップする。

「DW-5600PK-1JR」は反転液晶の文字色もピンク

「GMD-S5610PK-4JR」は通常液晶だが、背景色はピンク

すべての方が健康で自分らしく生きられるよう、また病気を理由になにかを諦めることがない社会であってほしい。そんな、J.POSHとG-SHOCK、そしてユーザーの願いが形になったモデルだ。

価格は各15,400円。なお、日本での売上の5%が認定NPO法人J.POSHに寄付される。

Hiker Line「PRJ-B001」とClimber Line「PRW-35」にアースカラーの新色

本格アウトドアギアPRO TREKからは「アースカラー」がテーマのモデルが登場。

ベゼルを回して操作ボタンをロック、誤動作を防止できるHiker Line「PRJ-B001-5JF」と、そのバンドをバンジーコードとした「PRJ-B001B-5JF」は、バンド/ベゼル/ケース/ボタン/裏蓋にそれぞれ異なるアースカラーを採用。普段使いでも着用しやすいカラーリングとなっている。

Hiker Line「PRJ-B001-5JF」

ボタンをロックして隠した状態

バンドがバンジーコードの「PRJ-B001B-5JF」(ボタンを露出させた状態)

タフソーラー駆動に加え、Bluetoothによるモバイルリンク機能を搭載。価格は各25,300円。

また、軽量コンパクトなClimber Line「PRW-35Y-3BJF」は、グリーンのバンドとブラックのベゼル、ケースを採用。スタイリッシュな見た目と高い視認性を両立した。

Climber Line「PRW-35Y-3BJF」

12時と6時位置のベージュの差し色がポイント

ベースモデルの「PRW-35」と同様、ケース、バンドおよび樹脂製の裏蓋にバイオマスプラスチック樹脂を採用、環境負荷に配慮した。

機能面では、トリプルセンサーにより方位・気圧および温度・高度の計測が可能。電波時計やタフソーラーなどの実用的な機能も備え、使いやすく様々なシーンで役立つモデルとなっている。価格は46,200円。

PRO TREKの展示コーナー