最終回に登板したライン・スタニク

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● ブリュワーズ 4−8 メッツ ○

<現地時間10月1日 アメリカンファミリー・フィールド>

 ナショナル・リーグ中地区王者のミルウォーキー・ブリュワーズとワイルドカード3番手ニューヨーク・メッツによるワイルドカードシリーズが開幕。初戦はメッツが逆転勝利を収めた。

 メッツは先発右腕ルイス・セベリーノがわずか8球で3連打を浴びて先制点を与えるなど初回2失点。直後の2回表に6番ジェシー・ウィンカーの2点適時三塁打、7番スターリング・マルテの犠飛で逆転に成功したが、セベリーノが4回裏にも2点を失い、再逆転を許した。

 1点を追う5回表には、先頭打者マルテの放ったフェンス越えの大飛球を左翼手チョウリオがホームランキャッチ。好守備に得点を阻止されたが、それでも二死一、二塁と好機を作ると、2番ホセ・イグレシアスが一塁への同点適時内野安打。決死のヘッドスライディングで試合を振り出しに戻すと、満塁からマーク・ビエントスが2点適時打を放って勝ち越し。さらに、代打J.Dマルティネスの2点適時打も飛び出し、一挙5得点のビッグイニングで再び試合をひっくり返した。

 4点リードのメッツは7回裏から2イニングを2番手ホセ・ブット、最終回を3番手ライン・スタニクがともにパーフェクト投球で逃げ切り。前日のダブルヘッダーでプレーオフ出場権を獲得した勢いそのままに、シーズン中1勝5敗と苦しんだブリュワーズを下した。