独9月PMI、景気後退を示唆 サービス4カ月連続鈍化

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[ベルリン 23日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめたドイツの9月のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.2で、8月の48.4から予想以上に悪化した。ドイツが景気後退に陥ったことを示唆した。

ロイターがまとめたアナリストの予想は48.2だった。

ハンブルグ商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は、ドイツ経済が第2四半期の0.1%縮小に続き、第3四半期も0.2%縮小したと予想した。

サービス部門PMIは51.2から50.6に低下。アナリスト予想の51.0を下回った。

製造業PMIは42.4から40.3に低下。デラルビア氏は「製造業の低迷が一段と深刻化し、早期回復の望みは消えた」と述べた。サービスの景況感が4カ月連続で悪化しており、製造業の不振がサービス業にも波及し始めていると指摘した。