日立エナジーは8月22日、柔軟性、モジュール性、セキュリティ、直感的なインターフェースを備えた配電網向けの保護リレー「Relion REF650」の提供を開始したことを発表した。

Relion REF650

REF650は、系統事故などによる電圧・電流の急激な変化から変電設備を保護する装置で、配電網の複雑化とデジタル化に対応するため、厳格な変電所管理をサポートする。

スケーラブルで柔軟なモジュール設計により、長期的な導入を支援。タッチスクリーンで機器の状態やデータを確認し、インタラクティブに操作可能。最新の業界規格に準拠し、他社製機器との連携も対応。設定変更やメンテナンスが簡単で、コンパクトな設計により狭い場所でも設置可能。モジュール型で機器交換が容易で、広範な環境に対応し、プロジェクト後半の変更にも対応する柔軟なアフターセールスサービスが特徴。

日立エナジーのオートメーション・アンド・コミュニケーションのグローバル製品グループ責任者、クラウス・ベ

ッター氏は、次のように述べている。「保護・制御システムには、エネルギー供給だけでなく、新しい規格や技術の導入によってレジリエン ス・相互運用性・効率性を向上させることが求められています。自動化ソリューションとインテリジェント電子

装置はシームレスに連携し、高い信頼性を保って故障を減らし、運用費を低減します」

なお、日立エナジーはこのREF650を、8月25日〜30日にフランス・パリのパレ・デ・コングレにて開催する「CIGRE 2024 パリセッション」において紹介する。ブース番号はS175。