東芝ライフスタイルは8月20日、付属の分岐水栓にウルトラファインバブル発生装置を内蔵した貯湯式温水洗浄便座「SCS-TCU1020」を発表した。価格はオープンで、10月上旬より発売する。

ウルトラファインバブル発生装置を内蔵した貯湯式温水洗浄便座「SCS-TCU1020」

SCS-TCU1020は、ウルトラファインバブル技術を採用する貯湯式温水洗浄便座。ウルトラファインバブルは、同社の洗濯機やシャワーヘッドなどに用いられている技術。汚れ落ち効果と節水などによる環境負荷の低さが注目されており、一般家庭だけでなく公共トイレの掃除などにも活用範囲が拡大している。今回、このウルトラファインバブルを貯湯式温水洗浄便座に導入し、ラインアップを拡充した。

便座カバーを開けたところ

SCS-TCU1020は、付属の分岐水栓にウルトラファインバブル発生装置を内蔵し、本体側だけでなくロータンク側にもウルトラファインバブルを含む水を供給。おしりの洗浄だけでなく、除菌を兼ねたノズルの自動洗浄にも使われる。

ノズル洗浄のイメージ

ロータンク側では、内部の水垢付着を抑制する効果が得られ、流すたびに便器を洗浄。掃除にかかる負担を軽減できる。そのほかにも、「おでかけ節電機能」を新たに搭載。出かける前にワンプッシュしておけば、留守中の通電を停止し電力消費を抑えられる。時間設定は2〜12時間(2時間単位)。

温水タンク容量は約0.6リットルで、洗浄水流量はおしりが約0.45〜0.75リットル/分、ビデが約0.45〜0.75リットル/分。水勢調節はおしり/ビデともに4段階、温度調節は3段階(約34度〜40度)、便座の温度調節は3段階(約31度〜37度)だ。触媒脱臭による脱臭フィルターを備え、本体サイズはW489×D543×H159mm、重さは約4.1kg。