ライブレポート:デルタ・グッドレム/品川教会

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 オーストラリアが育んだ21歳の若き歌姫、デルタ・グッドレム。2002年11月に発売したデビューシングル「Born To Try」がいきなりチャート1位を獲得。翌年3月に発売したファーストアルバム「Innocent Eyes」は人口1,800万人のオーストラリアにおいて100万枚以上を売り上げ、29週間チャート1位という記録を打ち立てた。

 今年10月11日に日本デビューとなるアルバム「イノセント・アイズ」を発売。11月7日には7月の初来日から早くも3回目となる来日を果たし、彼女の21歳最後の日となる8日、東京・品川教会にて応募当選者を招いてのショーケース・ライブ「イノセント・アイズ Special Show Case」が行われた。

 長椅子の列を集まった観客が埋めていく中、教会内に設置されたスクリーンにデルタ・グッドレムのヒストリー映像が流れる。そしていよいよ、お待ちかねのデルタ・グッドレム本人が登場。ピアノの前に腰掛け「こんばんは、お元気ですか?大丈夫ですか?」と覚えた日本語で挨拶した後、デビュー曲「Born To Try」からライブがスタートした。曲の後半で客席から起きた大きな音に、演奏を中断して「大丈夫?」と優しく駆け寄ったり、気を取り直して演奏再開しようとして思わず吹き出してしまったりと、彼女の可愛らしい振る舞いがステージと客席の距離を近づけ、教会内を穏やかな空気へと変えていく。

 セカンドシングル「Lost without you」と続いた後は、「皆さん、ちゃんとダンスして下さいね」との彼女の言葉に「Out Of The Blue」では客席が一体となり両手を左右に振って応える。「Last Night On Earth」では、ここまでアコースティックギターで参加してきたリチャードが代わってビアノを演奏、彼女はスタンドマイクで、自身の闘病中に書いたという想い出深いこの曲を切なげな表情で歌い上げ、一旦ステージを後にした。

 11月18日より公開となる阿部寛、松下奈緒出演による映画「アジアンタムブルー」の予告編を上映後、再び彼女が登場。「プライベートになるけれども、自分とつながる部分がある、映画とつながる作品ができた」と語り、この映画のために書き下ろした主題歌「Flawed」を最後に歌い、この日のライブを終えた。

 10日20時からはテレビ朝日系「ミュージック・ステーション」に生出演。11日17時からは新宿HMV SOUTH店にてインストア・イベントを行い、12日に帰国となる。お近くの方は是非、デルタ・グッドレムの歌声に直接触れて欲しい。詳しくは公式サイトにて。

アジアンタムブルー - 映画公式サイト
アジアンタムブルー - 公開情報
アジアンタムブルー×デルタ・グッドレム×松下奈緒 - Sony Music Online Japan

Delta Goodrem's Official Site - 公式サイト
デルタグッドレム - アーティスト情報
松下奈緒 - アーティスト情報