多くの人は、プライベートと仕事を分けすぎる傾向があります。でも、仕事のなかに好きな要素が増えていくと、仕事の時間でも「仕事感」がなくなっていくことでしょう。そうなると自分が好きなことをやっている感覚しかなくなるので、毎日が楽しくなります。

 私の場合は仕事時間が十分楽しいので、プライベートの時間が欲しいなんて全然思いません。仕事をしているのが幸せで、仕事は趣味であり、生きがいでもあるという状況です。

 たとえば、私はタイのプロサッカーチームの移籍ビジネスを手掛ける仕事をしています。このビジネスを始めるきっかけは、私自身タイが好きで、サッカーも日本でサッカーの試合のスポンサーをやるくらい好きだから。プライベートと仕事の境目がなく、起きている間は全部仕事をしていても、遊んでいる感覚すらあります。

◆自分の好きな仕事を探す方法

 とはいえ、「自分が好きな仕事を探すことが難しい」という方もいるでしょう。では、自分の好きを仕事にするにはどうしたらいいのか。その中で、おすすめの方法は「自分が“この人の働き方や人生はうらやましい”と感じる人を探すこと」です。「この人の働き方はいいな」「この人の自由さが素敵だな」「この人はたくさん周囲に人がいてうらやましいな」と思える人を探しましょう。

 いまの時代はSNSで自分の生活をさらけ出している人も多いので、自分が「いいな」と思う人のサンプルはたくさん見つかるはずです。

◆憧れの人を分析することが大切

 もし見つかったら、次にやっていただきたいのが、「どうやってその人がその場所にたどり着いたのかを分析すること」です。

 たとえば、私の場合、最初にライフコーチを目指すきっかけとなったのは、SNS上で見かけたアメリカに住んでいる日本人のライフコーチの方がでした。その生き方が素敵だなと思ってからは、「具体的にその人はどんなことをしているのか」を観察するようになったのです。その方の集客方法や発信方法、扱うテーマやビジネスモデルのやり方を見よう見まねで取り入れた結果、現在に至っています。

 以上が「自分が好きなことを仕事にするための心得」です。今後も、私の体験談をもとに、ストレスなく生きていくためのコツをお届けしていきますので、少しでも参考にしていただけると幸いです。

文/三凛さとし

【三凛さとし】
富とお金のメンタルトレーナー。ニューヨーク州立大学卒業後、借金苦と人生の挫折からメンタルトレーニングの重要性を学び、不動産ビジネスで成功。その成功体験をもとに、人生を好転させるヒントをSNSで発信。YouTube、X、Instagramなどで合計45万人以上のフォロワーを獲得し、初書籍「親子の法則」の発行部数は6万部を記録。自身が開発したコーチングプログラムは約10年でのべ20万人以上が参加。