Margaret Gardiner https://en.wikipedia.org/wiki/File:Emerald_Fennell_interviewed_about_Promising_Young_Woman.jpg

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『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)でアカデミー賞監督・脚本賞にノミネートされたエメラルド・フェネル監督が、英作家エミリー・ブロンテの古典小説『嵐が丘』の映画化を発表した。

自身の(旧Twitter)を更新したフェネルは、『嵐が丘』からの「Be with me always - Take any form - Drive me mad(いつも私と一緒にいて──どんな形でもいい──私を狂わせて)」という一節と、「Wuthering Heights(『嵐が丘』の原題)、エメラルド・フェネルによる映画」と記された、骸骨をデザインしたアートをアップ。「素晴らしいケイティ・バックリーによるアートワーク」とのコメントを続けて投稿し、新プロジェクトを予告した。

『嵐が丘』は英ヨークシャーのハワースを舞台に、アーンショウ家とリントン家の間で3世代にわたって繰り広げられる物語。主に、裕福になって故郷へ戻って来たヒースクリフとキャサリン・アーンショーの愛憎と悲恋、復讐劇が中心に描かれる。

『嵐が丘』は、名優ローレンス・オリヴィエがヒースクリフ役で主演した1939年のウィリアム・ワイラー監督版をはじめ、レイフ・ファインズ&ジュリエット・ビノシュが共演した1992年のバージョンや、トム・ハーディとシャーロット・ライリーが共演した2009年のドラマ版など、これまで何度も映像化された名作。

米によると、フェネルは自身が監督を務めた『Saltburn』(2023)で製作を担ったMRCと再タッグを組むという。現時点では、それ以上の情報は伝えられていない。

俳優から監督に転身したフェネルは、『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(2015)『リリーのすべて』(2015)などに出演し、直近では『バービー』(2023)にも姿を見せている。監督作には長編映画デビュー作となる『プロミシング・ヤング・ウーマン』のほか、『Saltburn』がある。

『プロミシング・ヤング・ウーマン』と同様に、『Saltburn』で脚本も手がけたフェネルはアカデミー賞に輝いており、監督デビュー作と2作目で大きな栄誉を手にした精鋭だ。『プロミシング・ヤング・ウーマン』では、バーで近づいてきた男たちに次々と正義の裁きを下す、主人公カサンドラの謎めいた復讐劇の行方がスリリングに描かれた。女の愛憎と復讐という共通のテーマを持つ『嵐が丘』を、どのようにフェネルが料理するのか期待したい。

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