安野貴博氏

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 実業家ひろゆき氏の妻でWebデザイナーの西村ゆか氏が9日にX(旧ツイッター)を更新。東京都知事選に立候補した安野貴博氏がテレビで取りあげられなかったことに言及した。

 西村氏はエンジニアで起業家の安野氏の選挙戦をサポートした妻・里奈氏の投稿を引用。里奈氏は「『なぜ安野をTVで放映しないのですか』と局員の方にお尋ねした時にいただいた回答(取材だよと呼ばれて行ったのに映してもらえなかったとき)・視聴者の皆さんは、政局バトルに興味があるのであって、政策には興味がない ・髪を切ったら考えてやる」とテレビで安野氏の映像が流れなかった際の舞台裏をつづった。

 西村氏はこの経緯について「選挙中、取材で呼ばれたのに安野さんだけがカメラを向けられなかった。『視聴者は政策ではなく揉め事に興味がある』という理由らしい」と皮肉を込めて投稿。

 さらに「以前私もテレビに出た時、夫を無駄に嫌な奴にデフォルメした再現VTRを無断で作られ(彼は出演すらしていない)『テレビを見るような人は、ひろゆきさんをこう思っているんですよ』と笑顔で言われた。再現VTRで夫を演じた芸人も、『もっと悪く演じてください!』と何度もディレクターに言われたと語っていた」と自身が経験した不快なエピソードをつづった。

 このVTRは結局取り下げてもらったというが「何が言いたいかと言うと、テレビの作り手は、自分たちの視聴者を、必要以上に馬鹿だと思わなくても良いのではないか?ということ。こと選挙戦においては、少しでも多くの候補者のことを伝えるのも、あなた方の大事な仕事なんじゃないの?と思う」と持論を展開した。

 安野氏は「デジタル民主主義」をかかげて、都知事選に出馬。約15万票を獲得し、5位に入る健闘を見せた。前明石市長の泉房穂氏も「大いに注目している候補」としていた。選挙期間中の妻・里奈氏の応援演説の上手さも話題になった。