(C)Hartwood Films 2016

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完結から7年が過ぎた今も、シリーズ復活を望む声が多い人気ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」(2010-2017)。製作陣もたびたび新シーズンや映画化への願望を示しているが、実現する上では大きな障壁があるようだ。共同クリエイターのスティーヴン・モファットが英に語った。

本作は、アーサー・コナン・ドイルの小説『シャーロック・ホームズ』シリーズを現代的かつ大胆にアレンジした物語。英BBCで全4シーズンにわたり放送され、世界中で大ヒットとなった。自称“コンサルタント探偵”のシャーロック・ホームズ役をベネディクト・カンバーバッチ、元軍医のジョン・ワトソン役をマーティン・フリーマンが演じ、揃って大ブレイクを果たしている。

モファットは以前からシーズン5制作に熱意を見せており、カンバーバッチ&フリーマンが復帰するのであれば「明日にでも(脚本を)書き始める」としたことも。今回のインタビューでも「前にも言いましたが、明日にでもやりますよ」として、次のように語っている。

「アーサー・コナン・ドイルは60冊の小説を書きました。この形式が使い古されることはないでしょう。シャーロック・ホームズは永遠に廃れません。またやりたい、絶対にもう一度やりたいです。」

しかし、モファット自身に意欲はあるものの、今や大スターとなったカンバーバッチ&フリーマンの起用が難しいことを指摘。「私は簡単に取りかかれますが、2人の大スターを揃えなければなりません。それが問題なんです」と述べた。この件については、共同クリエイター・脚本家・出演者のマーク・ゲイティスも、以前には「映画版を作りたいですが、全員を集めるのはとても難しい」とキャストを再結集させる難しさをしている。

とはいえ、当の本人たちは再演にも前向きだ。2021年にカンバーバッチは「将来的に再演がないとは言い切れません」と述べており、2022年にはフリーマンも「(良いアイデアと良い脚本があれば)常に歓迎します」とコメント。シリーズ復活にふさわしいアイデアが生まれ、主演2人のスケジュール調整が上手くいけば、新シーズンや映画化が実現する可能性は高まるだろう。

ちなみに「SHERLOCK/シャーロック」の行方は未知数だが、シャーロック・ホームズを題材とした企画は複数進行中だ。ガイ・リッチー監督による新作ドラマ「ヤング・シャーロック」はAmazonにて、ロバート・ダウニー・Jr主演の映画『シャーロック・ホームズ』シリーズ第3作の企画が存続していることもられている。

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